大雨による鶴見川増水時には新横浜公園全体が遊水地となり、その中に建つレストハウスは水没させるという特殊な条件の横浜市プロポーザルにおいて採用されました。 ガルバリウム鋼板の勾配屋根は水没しても泥がたまらず清掃しやすい、流木によってガラスが破損しないようにシャッターを設ける、浮力による引抜が起きないように通気口を設けるなど配慮しました。 グラウンド散水用、トイレ排水用の雨水再利用水を地下ピットに蓄えています。広い公園内の中心的な位置にあるため、利用者のランドマークとなり、また管理者が公園全体を見渡せる司令塔となるように考えました。 休憩スペース、トイレ、シャワー室、受付事務室の各室を中央廊下からのみのアクセスとし、初めての利用者でも分かりやすいアプローチで迎え入れるかたちにしました。
計画敷地 | :横浜市港北区 |
---|---|
用途 | :レストハウス |
構造 | :RC造 |
階数 | :1階 |
敷地面積 | :704,138㎡ |
建築面積 | :467㎡ |
延床面積 | :491㎡ |
竣工 | :2010年12月 |