隣地で住宅型有料老人ホームを運営されているオーナー様からのご依頼でした。
角地である敷地に面する二道路とも坂道です。一方の道路は、法第42条第2項道路(幅員4m未満の道路)で傾斜がきつく、現況には古い間知ブロック擁壁がありました。
道路中心線から2mまで敷地後退するために既存擁壁を造り替える必要がありました。一定規模以上の擁壁を新設する場合、宅地造成許可が必要な地域でしたが、
建物と一体の擁壁とすることで許可不要とし、事業期間の短縮を図りました。
プランは、基準階タイプの1フロア1ユニットで合計3ユニットです。入居者様が一日の大半を過ごすリビングダイニングは、高台となっている南面に大きな窓を設けた明るく開放的な空間となっており、快適に過ごしていただけます。
また、リビングダイニングの一角に設けたスタッフコーナーは、フロア全体を見渡すことができ、フロアの様子が把握しやすいようになっています。
内装の特徴は、1階ホールは白を基調に明るく清潔感のある仕上げにしました。居住空間の仕上げは、入居者様がくつろいで過ごせるように家庭的で落ち着いた雰囲気にしました。
計画敷地 | :横浜市鶴見区 |
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用途 | :高齢者グループホーム |
構造 | :RC造 |
階数 | :4階建て |
敷地面積 | :352.85㎡ |
建築面積 | :207.68㎡ |
延床面積 | :816.66㎡ |
竣工 | :2020年8月 |
定員 | :27名(3ユニット) |