長崎研修旅行1日目の午後は日本二十六聖人記念館・聖フィリッポ教会を訪れました。
▼全景(左:記念館 右:教会)
豊臣秀吉によるキリシタン禁令によって大阪・京都で捕えられ、護送された26人の聖人がこの地で処刑されました。
▼26聖人が彫刻された記念碑
記念館と教会は共に63年前にガウディ研究の第一人者だった今井兼次氏によって設計され建てられました。
▼記念館の外壁
記念館の外壁や教会の双塔に使用されているモザイクタイル等、随所にガウディ建築を彷彿とさせています。
▼教会の入口 16mもある2つの塔がそびえ立っています。
モザイクタイルは近くで見ると割れた食器等が使用されていることが分かります。
▼記念館の外壁にはられている陶磁器
関西エリアから長崎の間の工房でつくられた陶磁器や、メキシコ、スペインの有名な陶芸家から贈られたもので、日常生活と宗教との関りを表現しているそうです。
教会の聖堂は外観とはまた異なった雰囲気でお祈りの場所としてふさわしい木を取り入れた落ち着いた雰囲気となっています。
▼聖堂内部
日本二十六聖人記念館・聖フィリッポ教会
建築設計 今井兼次
構造 RC造
竣工 1962年(昭和37年)