青森研修旅行
2日目最後の見学場所である前川國男建築が集中している「弘前市 」を訪れました。
2024年4月19日は幸運にも「弘前さくらまつり」の始まりの日で、桜が大満開でした!
桜が散るとお濠一面に桜の絨毯になるのが有名ですが、惜しくも1面とまではいかなかったです。
当日は弘前公園廻り散策⇒公園内散策の順で回らせていただきました。
▲弘前市庁舎(前川國男) ▲弘前市立観光館(前川國男)
公園内では、弘前市民会館、弘前市立博物館を中心に見学させていただきました。(共に前川建築)
弘前市民会館は当日はホール棟は休館でしたが、事前予約をして市役所職員の方にご案内していただきました。
弘前市民会館は平成25年頃に大規模改修を行っておりました。
天井が低く、落ち着いた色調の1階エントランスホールから階段を上がると開放感のあるラウンジに行き、これからの演目を楽しみにさせる空間になってました。
▲弘前市民会館(管理棟、ホール棟) ▲ホール棟 エントランスホール
▲ホール棟 2階ラウンジ
▲大ホール入口 ▲大ホール入口のドア把手。津軽名物のバカ塗を施した意匠。
▲大ホール内観 ▲大ホール内観
▲大ホール舞台
▲管理棟 2階 ▲管理棟 2階
弘前市博物館は弘前市民会館の横にあり、ホールを中心に展示室を回る構成です。
外観からは想像できない明るく、奥行きのあるホールは素晴らしい空間でした。
▲弘前市博物館 ▲弘前市博物館 内観ホール
その他にも前川建築はたくさんあったのですが、全ては回り切れないほど充実した時間でした!
前川國男はル・コルビュジェ師事した帰国後に弘前市内にある木村産業研究所が前川國男の名前で建築した第1作目でした。
母が津軽出身だったり、弘前出身の木村隆三(軍人)とパリでの親交をきっかけに弘前の地で建築計画をすることになり、それがめぐりめぐって数多くの前川建築を生み出した素晴らしい街でした。
横浜の地としては、横浜市中央図書館、神奈川県立音楽堂、横浜市中区役所など、横浜市を語る上で重要な建物を前川國男先生は数多く手がけております。
これからも後世に建物を創り続けてく我々も素晴らしい刺激を受け、今後の設計活動に一層の励みになる時間でした。